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20代でほうれい線ができる人の特徴と正しい改善方法

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この記事を読んでいる方の中には、まだ20代なのにほうれい線が少し出てきて、この先、10年、20年経ったらどうなるのだろうと不安になっている方もいるのではないでしょうか?

ほうれい線は、鼻のワキから口元に伸びるシワです。

若い方でも出ることがあり、頬の脂肪の厚みなどにも左右されます。

実は、20代のうちにほうれい線が出る方は、早めに治療しておいた方がよい場合もあります。

その理由として、あまり放置しすぎると、折れ癖になってしまい、いざ治療しようとしてもなかなか線が消えなくなることがあるためです。

ほうれい線は笑う度に深くなります。

かと言って、笑わずに過ごすわけにもいかないので、早めに手を打っておいた方が、気分的にも楽になるかもしれません。

ここでは、20代の方のためのほうれい線ができる理由とその対処法について解説いたします。

ぜひ、参考にしてみて下さい。

1.ほうれい線が20代でもできるメカニズム

ほうれい線とは、小鼻のワキから口元に伸びるシワのことを指します。

放置すると、徐々に深くなります。

また、程度により以下のように分類することができますが、20代の方はほとんどが「軽度」で、深い場合でも「中等度」のことがほとんどです。

しかし、何年も放置すると徐々に「重度」になっていきます。

20代でほうれい線が目立つ方は、遺伝的な要因が大きいです。

例えば、元々皮膚の弾力が低い方や頬が高い方は、ほうれい線ができやすい傾向にあります。

その他、小さい時から紫外線を浴びる量が多ければ、20代後半でコラーゲン減少の影響により他の人よりもほうれい線が目立つのが早いことがあります。

ほうれい線の分類

  • 軽度 

    全体的な浅いシワ

    部分的なシワ(頬の脂肪の厚みによる影が影響していることも多い)

  • 中等度 

    全体的なくっきりとしたシワが特徴。

    まだ折れ癖にはなっていない状態。

  • 重度 

    全体的な深いシワが特徴。

    シワの上に頬の皮膚がかぶさっている。

    折れ癖や周りの小ジワを伴うこともある。

2.ほうれい線が早くからできる方の特徴

・皮膚が薄い

皮膚の主成分であるコラーゲンは、20代半ばには減少傾向が見られます。

皮膚の老化の80%は紫外線によるものなので、10代で紫外線を多く浴びた方は、それだけ老化が早く始まることも多いです。

その他、睡眠不足などで、肌の修復がきちんとできていない方は、リスクが大きいと言えます。

・頬の脂肪が多い

頬の脂肪が厚い方は、その分の影ができるため、ほうれい線がより深く見えることもあります。

3. できるだけ悪化させないための予防習慣

20代の時に紫外線を浴びすぎたりすると、30代になってからほうれい線で悩むことになるかもしれません。

まずは、ご自分でできる予防方法について解説いたします。

基本的には、紫外線などの影響で老化が起こるので、できるだけそれらを防ぐということが重要です。

3-1.紫外線防止につとめる

屋内でも日が入る場合は朝から塗ることをお勧めします。

毎日地道に続けることで10年後が違います。

通常であれば、SPF30くらいのもので十分ですが、それ以上のSPFだとさらに強力に紫外線をカットするので、海に行ったりする場合はSPF50のものをお勧めします。

また、紫外線とは別に近赤外線という波長も皮膚の老化に影響を与えるので、それもブロックしてくれる製品がよいです。

アルトラサン ファミリー SPF30 PA+++(100mL) 顔・からだ用 

3,564円 Rakuten

こちらの日焼け止めは、敏感肌向けで、近赤外線もブロックできます。

通販でも購入できます。

なお、飲む日焼け止めというのも販売されていますが、それだけでは不十分で、皮膚に直接塗る日焼け止めをメインにした方が確実です。

なお、マスクには紫外線防止の効果はほとんど期待できません。

紫外線の防止方法については、「光老化の恐ろしい実態と今すぐできる7つの効果的な対策」を参考にして下さい。

3-2.定期的に運動する習慣を作る

「人は血管とともに老いる(ウィリアム・オスラー)」と言われています。

運動をする習慣は、血管を若返らせるだけでなく、皮膚の代謝を高める効果があります。

1日30-60分、週3日以上の有酸素性トレーニングを継続することで、加齢に伴う動脈硬化リスクだけではなく、皮膚の老化を予防・改善できると考えます。

3-3.甘いものをとり過ぎないようにする

糖質は、糖化ストレスと呼ばれる、皮膚のダメージの原因となります。

特に空腹時のスイーツや甘いものを長時間継続してとり過ぎるのはおすすめしません。

どうしても甘いものを食べたくなることがあると思いますが、量をできるだけ控えた方が、シワ・たるみを予防できます。

また、食事はよく噛んでゆっくり食べることで、血糖の上昇をゆるやかにし、糖化ストレスを軽減することができます。

その他、食材によっても血糖値を上げやすいものとそうでないものがあります。

その指標となるのがグリセミックインデックス(GI値)です。

GI値が低い食材を選ぶことも有効です。(例:玄米<白米)

血糖値が上がりづらい食材選びについては、「【低GI値食材一覧】低GI値の食生活を行うための8つの注意点」を参考にして下さい。

4-3.保湿をする

乾燥すると、小ジワができます。

小ジワは、動かしているうちに深いシワになります。

乾燥している時期は、一日何回か保湿クリームを塗るようにすると、深くならないような予防になります。

保湿クリームは、水分を閉じ込めることができればよいので、それほど高価なものでなくてもかまいません。

いわゆる美容成分は、ほとんど皮膚に入っていかないので、洗顔とともに流されてしまうためです。

表情筋トレーニングはあまりおすすめできない

表情筋トレーニングで有効と証明されているものはほとんどありません。

力が入りすぎるようなトレーニングは、逆にシワが悪化することもありえます。

表情筋トレーニングについての詳細は、「その表情筋トレーニングは逆効果?医師が教える効果的なトレーニング」を参考にして下さい。

表情筋トレーニングの症例写真を見る時の注意点

ネット上には、さまざまな表情筋トレーニングの情報があります。

もしどれかを試してみる場合、前後の症例写真を参考されるとよいかもしれません。

その際に撮影条件が同じかを見る必要があります。

・光の明るさは同じか・・・暗いとシワは深く見えます。

・表情は同じか・・・頬を上げると、シワが良くなったように見えることがあります。

・撮影位置の高さは同じか・・・高いところから撮影すると、頬の影が増し、ほうれい線が深く見えます。

4. クリニックでの治療はヒアルロン酸よりもグロースファクター

皮膚の減少したコラーゲンを増やす方法が最も理にかなっていると考えます。

その方法として、グロースファクターという注射による治療法がおすすめです。

ちなみに、ベビーコラーゲンなのどの外部のコラーゲンを注入する方法は、半年程度で吸収されてなくなってしまいます。

4-1.グロースファクターとは

注射によりご自身のコラーゲンを増やす方法です。

腫れはほとんどなく、内出血のリスクはありますが、目立たないことが多いです。

施術料金は、クリニックにより異なりますが、施術回数が1回でよいクリニックや複数回必要なクリニックなど様々で、複数回必要な場合にその都度同じ料金が必要かどうかなどを確認するとよいです。

二子玉川美容外科クリニックでは、ほうれい線のグロースファクターは、178000円で行っております。

4-2.グロースファクターによる20代の方の治療例

CASE1

 

施術前と5カ月後の比較

施術後5ヵ月後の笑った状態

CASE2

 

施術前と11カ月後の比較

施術後11ヵ月後の笑った状態

4-3.グロースファクターのリスク

  • 効果に個人差があるため2,3回の注入が必要になることもあります。(特に深いシワの場合や頬の脂肪が厚い場合)
  • 腫れ:1週間~数週間(むくみやすい体質かどうかにもよる)
  • 内出血:1週間~10日くらい(点状。特に出血しやすい方、止まりにくい方で、まれに血豆のように溜まる可能性、青あざが目立つ可能性、それらが引くまでの時間が長引く可能性もあります)
  • 違和感・軽い痛み(まれ):チクチク感が最初の1週間~数週間
  • 痛みがずっと続く(これまでなし):敏感な方で痛みが長引く可能性や神経が傷つくリスクもあります。
  • もの足りない可能性・部分的なくぼみ⇒6ヶ月以降に追加考慮
  • 変化に乏しい可能性:元々シワが浅い方
  • 特に凸の曲面で膨らんだ印象になる可能性。
  • 足りないところと足りているところの差が出る可能性(段差を触れるなど):過不足の差が凹凸や段差、場合により膨らみとして他の部位と比較して感じやすいこともある。特に肌の色が濃い方で起こり得る。
  • 何年も膨らみ続けることは当院ではなし(他院での報告はあり)
  • 感染(これまでなし)⇒抗生剤などにより対処します。
  • アレルギー:敏感肌の方で麻酔クリームかぶれ、消毒かぶれの可能性があります。
  • 非対称になる可能性:結果が左右異なることがあります。

グロースファクターの詳細については、「グロースファクター|これから受ける方が必ず知っておきたい全知識」をご覧ください。

5. ヒアルロン酸をおすすめしない3つの理由

ヒアルロン酸は、広く行われていますが、いくつかのデメリットがあり、あまりおすすめしません。

5-1.ヒアルロン酸は繰り返しが必要

ヒアルロン酸は、半年から1年程度でなくなってしまいます。

定期的な注射が必要なります。

二子玉川美容外科クリニックでは、グロースファクター法令線の治療費は178,000円です。

1回の治療で少なくとも数年以上は維持されます。

ヒアルロン酸は110万円程度ですが、1年くらい経つと溶けてなくなるので、2年以上で考えるとグロースファクターの方が経済的負担が少なくて済みます。

5-2.ヒアルロン酸は鼻の皮膚の壊死のリスクがある

ヒアルロン酸の注意すべきリスクとして、血管を詰まらせることによる鼻の皮膚の壊死があります。

グロースファクターは液体成分ですので、そういったリスクはありません。

 

動脈の枝分かれの模式図です。

鼻の先端の皮膚を栄養する血管が詰まると、その先に血流が行かなくなります。

5-3.グロースファクターの方が仕上がりが自然

ヒアルロン酸は皮膚の下にゼリー状の物質を入れて、シワを持ち上げる原理です。

それに対して、グロースファクターは、減少したコラーゲンを増やし、皮膚のハリを出します。

グロースファクターは液体成分なので、なじみやすく、特に笑った時に塊が浮き上がったりするようなことはなく、自然な仕上がりになります。

グロースファクターとヒアルロン酸の比較です。

 

 

グロースファクター

ヒアルロン酸

形状

液体

半固体(ゼリー状)

針の太さ

極細

細め

痛み・出血

わずかな痛み

軽度あり

目立たないことが多い

腫れ

ほとんどなし

ほとんどなし

しこり・固くなるか?

二子玉川美容外科クリニックではなし

可能性あり(脂肪内にたまると残る)

効果の持続性

数年以上

半年~1年で吸収

肌質の改善

あり

なし

ヒアルロン酸の詳細については、「ヒアルロン酸によるほうれい線治療|効果と副作用のすべて」をご覧ください。

6. 糸によるリフト治療をおすすめしない3つの理由

ほうれい線治療には、糸によるリフト治療や器械による照射治療もありますが、どちらもあまりお勧めしません。

その理由を説明していきます。

糸によるリフト治療は、顔のたるみに対して、糸で物理的に持ち上げる治療法です。

しかし、ほうれい線に対してあまりお勧めしないのには以下の理由があります。

6-1.感染のリスクがある

糸には溶ける糸もありますが、すぐには溶けません。

しばらくの間は残ります。

糸を入れたときに細菌が付着すると、感染を起こし、赤く腫れたり、痛みが出たりします。

場合によっては、摘出手術が必要になることがありえます。

6-2.重力により元に戻る

人間の体は物ではないので、糸で物理的に持ち上げてもやがて数ヵ月から数年で戻ってきます。

糸は比較的容易に追加できますが、基本的にはどこに入れたからは正確に見分けることはできないので、追加を繰り返すと、バランスが悪くなることがあり得ます。

6-3.皮膚がひきつれたりすることがある

糸で持ち上げる場合、持ち上げるポイントにくぼみが出たり、ひきつれが生じて不自然に見えることがあります。

また、コメカミに糸を固定するタイプの場合、口を大きく開けた時に、固定が外れることもあります。

7. 器械による照射治療をおすすめしない3つの理由

サーマクールなどの器械による照射治療は、熱により皮膚のコラーゲンを引き締めたり、筋膜を収縮させることでシワ・たるみに効果を発揮します。

また、熱による一時的な膨張効果によりシワが良くなったように見えることもあります。

7-1.それほど効果が期待できない

高周波などの熱でコラーゲンを増やせる量は意外と少なく、1回でほうれい線が治るような器械はありません。

ほとんどが数ヵ月ごとに繰り返しが必要です。

7-2.皮下脂肪が減ることがある

繰り返し治療した場合、高周波などにより皮下脂肪が破壊され、顔がこけた印象になることがあります。

頬の脂肪が減ると、皮膚が余り、老けた感じになるだけではなく、シワが目立つことにもなりかねないというリスクがあります。

7-3.熱による一時的な効果はそれほど持続しない

施術直後は、熱により顔がほてった感じや膨張してシワがふっくらした感じになります。

これはあくまでも一時的なもので、やがて熱が冷めると元に戻っていきます。

ただし、急なイベントなどの予定があり、速効性を求めるのであれば、いいかもしれません。

8.治療後に効果を維持するための2つの方法

グロースファクターなどで一度改善した後に、いい状態を長持ちさせる、あるいはさらに効果を高める方法ついて解説いたします。

8-1. シミ治療をする

ほうれい線にシミ・くすみがあると、シワが余計に深く見えます。

シミ・くすみをなくすことで、シワが浅く見えるような視覚的効果が得られます。

ただし、シミにもいくつかの種類があり、それぞれに治療法が異なることもあります。

もちろん、前述の紫外線予防も重要です。

シミの見分け方については、「シミと肝斑!見分け方とそれぞれに適した治療法」を参考にして下さい。

8-2.トレチノインを塗る

トレチノインは、ビタミンAの一種で、肌の代謝を高めたり、紫外線ダメージの修復を行ったりする効果があります。

また、小ジワを改善する効果もあるので、シワの芽をしっかりと摘み取ることができます。

長期的に続けることで、効果を発揮します。

トレチノインの詳細は、「画像でわかるトレチノインの効果と効果を最大限高める9つの注意点」を参考にして下さい。

まとめ

20代の方でもコラーゲンが減り始めるのが早い方などでほうれい線が目立つことがあります。早めのグロースファクターによる治療が今後の予防になります。

今回ご紹介した方法をぜひ参考にしてみて下さい。

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