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肝斑とは?治療で失敗しないために知っておくべき5つのこと

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肝斑があると顔がくすんで見えたりしますよね。

化粧品や市販薬などでもなかなか消えない肝斑にお悩みの方も多いのではないかと思います。肝斑は特に女性に多いシミの一種です。

しかし肝斑があることに気づいていない方も多くいらっしゃいます。肝斑を正しく診断し、正しく治療すると意外と早く悩みから解放されることも多いです。

このように書くと意外と簡単そうに見える肝斑治療ですが、実は間違った治療法でかえって悪化したりすることもあります。よくある例として、肝斑にフォトフェイシャルを行って、肝斑が悪化したりすることがあります。

だからこそ正しい知識は必要です。きちんと治療すればたいていの肝斑はきれいになり、お肌の悩みから解放されます。

今回は、その肝斑治療について失敗しないためのポイントについて解説していきます。

1.肝斑とは

30代~40代の女性に多く見られるシミの一種で、額や頬、口周りに左右対称にできることが多いという特徴があります。

原因は明確にはわかっていませんが、メイクやマッサージによる摩擦、紫外線、ホルモン、ストレスなどが一般的に増悪因子と言われています。

これらの増悪因子によりメラノサイトというメラニン(色素)を作る細胞が増加したり、メラニンの産生が増えることで肝斑が作られます。

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肝斑のできる位置は特徴があり、骨が出っ張っている硬いところにできやすいです。境界がぼんやりしているのが特徴です。

左右対称にできることが多いですが、洗顔などの際の摩擦が関与していることも多いため、利き手の側に濃く見られることもあります。

また、まぶたなどのやわらかいところにはできにくいという特徴があります。

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一方、老人性色素斑(日光によるシミ)は、丸く境界がはっきりしていることが多いです。ただし、色むら、潰瘍(傷)などがある場合は皮膚癌の可能性もありますので、皮膚科受診をおすすめします。

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その他、後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)と呼ばれる深い層までメラニンがあるシミの一種なども肝斑とまぎらわしいことがあります。

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雀卵斑(そばかす)は、少年期より出ることが多い、鼻から頬にかけて出現する薄茶色のシミです。

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2.肝斑の治療法

治療法には自宅でできる治療法とクリニックで行う治療法があります。

まずは自宅で簡単にできて、安価でデメリットも少ない方法を試してみてはいかがでしょうか?

2-1自宅でできる治療

まずはこちらの治療から始めてみることをおすすめします。デメリットがほとんどなく、低予算で気軽にできます。

1.顔をこすらない様に洗顔する
肝斑にとって大切なことは摩擦を避けることです。理由はこすると炎症が起こり、メラニンが増えてしまうからです。

そのためまずは、顔をこすらないように気をつけることが最も重要です。洗顔の時に泡をたっぷり付けると摩擦がおきません。

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メイクを落とすときにゴシゴシこすらないこともポイントです。たたくようにしていただくと摩擦が少なくなります。

メイク落としシートは摩擦が強いのであまりおすすめしません。クレンジングオイルを使ってください。また、肝斑予防には日焼け止めも重要ですが、塗るときにも極力摩擦を避けるように、ペタペタを乗せるように塗ると良いです。

その他、タオルで拭いたり、マッサージなどの刺激も肝斑を悪化させます。レーザーや軟膏治療を行っても、刺激がある限りは肝斑はどんどん出現します。

これらを数ヶ月気を付けるだけでも改善することがあります。まずは簡単かつ低予算でできるこちらをお試し下さい。

2.内服薬
市販薬でも治療可能です。
上記の洗顔のみでも改善しない方はこちらも試してみてください。

・トランシーノ
主成分であるトランサミンは、アミノ酸の一種です。
その他、シミを抑えるL-システインやビタミンCなども入っています。
トランシーノは、生体内にあるメラノサイト活性化因子であるプラスミンを抑えることで、メラノサイトがメラニンを作るのを防ぎ、肝斑を改善します。
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1日2回の内服を続けて、2ヶ月ほどではっきりとした効果が出てきます。

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引用元:トランシーノ公式ページ

2-2クリニックの治療  

自宅治療で物足りない場合、さらに肝斑以外のシミを治療したい場合はクリニックでの治療をおすすめします。なお、肝斑は保険はききませんので自由診療になります。

皮膚科や美容皮膚科で受けられる治療法をご紹介いたします。

1.ビタミンC・E、トラネキサム酸の内服
これらは市販薬でも代用可能です。ビタミンEは市販のトランシーノには含まれていませんが、抗酸化作用があり、シミの発生を抑えます。

数ヶ月以上の内服をおすすめます。

2.トレチノインとハイドロキノン軟膏
トレチノインは、皮膚の代謝を上げてシミがある肌が外に出て行きやすくする作用があります。

また、ハイドロキノンは、メラニンを作らないようにすることで美白作用があります。ハイドロキノンのみの治療を行うこともありますが、両者の組み合わせの方が早く改善します。

皮膚が乾燥したり、ポロポロと皮膚がむけたり、赤み、ヒリヒリするなどの副作用があります。現在は、海外の通販でも購入可能なようですが、日本人向けの製品がおすすめです。

アトピー性皮膚炎などのごく一部の敏感肌の方は向いていないことがあり、もし使ってしまうとかぶれてしまうこともあります。

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メラフェード・・・トレチノン・ハイドロキノン・ビタミンC・αアルブチンが含まれる治療薬です。3ヶ月程度で効果が現れることが多いです。

価格は4000050000円(1セットでおよそ2~3月持ちます)

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3.レーザートーニング
QスイッチNd:YAGレーザーを低出力(2.8~3.4 J/cm2)で行う治療法です。

メラノソームやメラニン頼粒に選択的に熱変性を与えることで肝斑を改善させるメカニズムが考えられています。週にl~2回程度のペースで3~5 回以上の照射を繰り返し、徐々に改善させていきます。

他の治療法との併用は可能です。併用した場合、早く改善されることが可能です。

きちんと肝斑と診断されれば、レーザートーニングを受けても問題ありませんが、事前に内服などのマイルドな治療法を数ヶ月行ったほうが、レーザートーニングの回数が少なくてすみます。

治療費用は1~2万円で行っていることが多いですが、クリニックによって治療範囲によって料金体系が異なることもあります。

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4.イオン導入
弱い電流を流すことにより、電荷されたトラネキサム酸やビタミンCを皮膚内に浸透させる方法です。

繰り返すことによるデメリットはほとんどないため、気軽に行える治療法です。内服の次くらいにマイルドな治療法なので、レーザーや軟膏治療の副作用が心配な方におすすめです。

治療費用は数千円~2万円程度と様々ですが、一般的に導入する成分を上乗せするごとに価格が上がります。週1回~月1回程度の頻度で改善するまで様子を見ながら行い、治療回数に特に決まりはありません。

5.エレクトロポレーション
微弱なパルス電流により細胞内に薬剤を浸透させる方法で、イオン導入に類似の方法です。

費用はイオン導入と同程度のことが多いですが、導入する成分にトラネキサム酸やビタミンC・Eが入っているクリニックをおすすめします。

治療回数・頻度はイオン導入と同様です。

3. 肝斑治療で失敗しないために知っておくべき5つのこと

3-1.様々なシミが混在している場合は、内服や塗り薬などマイルドな治療から始めた方が無難

シミには肝斑以外にも老人性色素斑(日光によるシミ)や雀卵斑(そばかす)など様々な種類のものが混ざっていることがあります。

最初から強いレーザーなどを行わず、弱めの治療から始めた方が失敗が少ないです。その理由は、内服をせずにいきなりレーザートーニングを行うと、回数を要するため色素脱失の可能性が増えるためです。

内服(ビタミンCE・トラネキサム酸)や塗り薬による治療(トレチノイン・ハイドロキノンなど)を2~3ヵ月まず行い、残ったシミに対して光治療やYAGレーザー、レーザートーニングなどの照射治療を選択します。

内服や塗り薬は比較的低予算で済み、使い方をきちんと守ればリスクもそれほどありません。それだけでも満足できるほどの治療効果がある場合も多いです。

注意点として、いきなりレーザーや光治療を行うと肝斑が悪化することもあります。

3-2.レーザートーニング中は顔を動かさないようにする

レーザートーニングは低出力のレーザーを、ハンドピースを動かしながら照射していく治療です。

動かしながら行わないと一か所に強いエネルギーが当たり、好ましくありません。また髪の毛や眉毛に当たると反応するので、思わぬところに照射しないように顔は動かさないように注意した方がよいです。

3-3.肝斑は体質もあるので、完全には治癒することはない

肝斑には様々な治療法がありますが、原因も様々で、それら全てを避けることは困難です。ある程度改善しても、放置するといずれまた出てくることが多いです。

ご自分にあったケアや治療法を見つけて、うまく長期的にコントロールするといい状態を維持できます。

3-4.レーザートーニングの回数は10回以上は極力控える

レーザートーニングは1回で取りきれる治療ではないので、出力が強すぎたり、回数を多く行うと白抜けすることがあります。

特に10回以上のレーザートーニングや2週間以内の頻回の照射は色素脱失を起こす頻度が高まるので要注意です。色素脱失は数ヶ月で自然に治ることもありますが、残ることもあるので注意が必要です。

どうしてもしっかり治療したい場合は塗り薬や内服をおすすめします。

3-5.肝斑治療に詳しい医師に相談する

シミにもいろいろな種類があります。

複数のものが混ざっていることも少なくありません。専門医でなければ、正しい診断も目を持っていないこともあります。

ご自分のシミ・くすみは何という診断であるのか医師からきちんとした説明を受けてから治療されることをオススメします。

何であるか分らないまま治療を受けても、診断が間違っていると逆に悪化したり、改善しないために費用が無駄になることもあるからです。

シミ治療の経験豊富な医師に相談されることをオススメします。

3.まとめ

肝斑治療についてのポイントをご紹介いたしました。肝斑はうまく治療すればきれいな状態を維持することは可能です。

しかし、治療法を間違うと逆に悪化したり思わぬ副作用が出たりすることもあるので注意が必要です。

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