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これを知れば格段に顔のたるみが減る!治療から予防までの全知識

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老けた顔には誰もがなりたくないものですよね。顔のたるみが出ると、電車の窓に映る自分の顔や洗面台の鏡に映った姿を見るのがおっくうになったり、人の目が気になったりします。

30~40代から顔のたるみは徐々に出てきます。

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皮膚の老化の8割は紫外線が原因ですが、これを知っているのと知らないのでは雲泥の差があります。

今回は顔のたるみの治療法、予防法、最新のことまで、顔のたるみで悩まないために知っておいてほしいことをすべてお話しします。ぜひ参考にしてみてください。

目次

1.顔の筋肉を鍛えても顔のたるみの本質的な改善は出来ない

テレビなどでは、顔の筋肉を鍛えると皮膚のたるみに有効とされていることも多くあります。

しかし、ある研究の結果では、CTMRIで調べると、加齢により筋肉は緩んでおらず、むしろ硬くなったり、短縮したりしていています。

また、これまでの医学論文で、表情筋を鍛えることでシワ・たるみが改善したことを証明されたものは残念ながらありません。

つまり、表情筋トレーニングは医学的にきちんと証明されていないということです。

効果があったとされるトレーニング前後の実例写真を良く見ると、照明の当たり方や表情が変わっていたりと厳密に同じ条件で撮影しているものはあまりありません。

有効であると照明するためには「再現性」が必要です。

ただし、顔の筋肉を動かしてむくみを取るという意味ではいいのかもしれませんが、水分の移動は一時的なものであり、皮膚のたるみとは本質的には関係ないことに注意が必要です。

また、マッサージは水分移動という意味はありますが、皮膚が刺激で伸びることはあっても引き締まることはありません。

2.どんな時に顔のたるみが気になるか?

実際にクリニックで治療を受けられた方の声をもとに、どのような時に顔のたるみが気になったかをご紹介いたします。

2-1.人から疲れているように見えるなどと指摘されたとき

特に目の下はたるみによりクマができると疲れていたり寝不足に見られることがあります。その他法令線やたるみがあると年齢を感じさせるため、人から元気がなかったり、険しい表情に見られたりすることもあります。

2-2.化粧ではごまかせなくなってしまい困るとき

化粧では凹凸や溝・シワは隠すのには限界があります。またファンデーションで小ジワを無理に隠そうとするとひび割れが起こることもあります。

2-3.電車の窓に映る疲れた印象の気になったとき

電車の窓や洗面所などの暗い場所で上から蛍光灯の光が当たった顔を見ると特に凹凸が目立ちます。また、シミがあるとそこが光を吸収することで本来凹凸やシワがない場合でもくぼみがあるように見えることもあります。

2-4.美容品、アイクリーム等を使っても効果が無かったとき

若い時は美容クリームなどが効果があるように思えるのは、元々の肌が問題ないからというのもあります。しかし、年齢を重ねるとそれらにはコラーゲンが減少した皮膚を若返らせる効果は薄いだけに、年齢を感じるきっかけになることもあります。

2-5.接客業をしており、日常的に顔を印象を意識するとき

人と会う職業の方は特に若々しさはプラスになることも多いので気にさせることも多いです。セルフケアやクリニックでの治療により仕事がうまくいくこともあります。

3.顔のたるみがおこる8つの原因

顔の皮膚のたるみの原因には、皮膚そのものの要因だけではなく骨・筋肉・皮下組織などの内部の要因や紫外線・重力などの外部のも関与しています。

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3-1.重力

重力とともに皮膚が下に引き伸ばされていきます。

皮膚は体内で最も重い臓器であり、意外と顔の皮膚も重量があります。

3-2.皮膚の老化

皮膚は年齢とともに老化しますが、生理的老化(内因性)だけでなく紫外線による光老化(外因性)によってコラーゲン層である真皮が薄くなったり、エラスチンと呼ばれるたんぱく質が変性・減少することで弾性力の低下がおきます。

3-2.乾燥

年齢とともに皮膚の保水力は低下しますが、その他環境や疲労などの影響で皮膚の乾燥から小ジワと皮膚のたるみが発生します。

3-4.骨格の変化

顔面骨は年々萎縮していきます。

それに伴い顔のたるみが増える原因にもなります。

3-5.脂肪の減少と下垂

顔の脂肪は加齢とともに減少することも多いです。その際皮膚が余るだけではなく、皮膚が薄くなることで伸びたり余ったりすることで、皮膚とくっついている脂肪が下垂してたるみがおきます。

3-6.皮膚と下床との支持性が減少

皮膚と筋肉・骨は部分的にじん帯と呼ばれるしっかりとした組織でつなぎ留められています。そのじん帯が加齢でゆるむことで皮膚が下垂します。

3-7.表情筋の作用

表情筋は皮膚にくっついており、大きく動かすと皮膚を引っ張る作用があることから、繰り返し動かすことで皮膚の伸展にも関与します。

3-8.目の下の脂肪(眼下脂肪)の突出

目の下には眼下脂肪と呼ばれる脂肪が筋肉よりも奥のほうにあります。

その脂肪を包んでいる膜が加齢によりゆるむと、目の下のたるみの原因となります。

4.どんな場所に顔のたるみがおきやすいのか?

顔のたるみは下の図の①~⑤の場所に起きやすいです。

①上まぶた②下まぶた③頬④ほうれい線⑤マリオネットライン

それぞれの特徴を解説します。

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4-1.上まぶたに眼瞼下垂やくぼみとしてしておこる

まぶたの皮膚が伸びると垂れ下がった状態になります。

ひどくなると視界の妨げになったりします。

眼瞼下垂(がんけんかすい)とは、まぶたが下がった状態を指します。

眼瞼下垂のその他の原因として、まぶたを持ち上げるスジ(眼瞼挙筋腱膜)が伸びることでおこることもあります。

また、目の上のくぼみは、皮膚のたるみが原因だったり、眼瞼下垂が原因だったりします。

4-2.顔のたるみはまず目の下周辺に起きやすい

皮膚がんの一種である基底細胞癌(きていさいぼうがん)は紫外線が主な原因です。

その発生部位は、目の下、頬が顔の中で最も頻度が高いです。

つまり、目の下~頬が日光の刺激を受けやすい場所であると言えます。

皮膚の老化のほとんどは紫外線が原因なので、目の下から頬にまずたるみが起こります。

目の下のたるみは、眼下脂肪(目の奥の脂肪)の飛び出しがあればふくらみが生じます。

また、皮膚のたるみは目の下のくぼみとなります。

4-3.頬の皮膚が薄くなるとゴルゴ線やくぼみの原因となる

頬のたるみはゴルゴ線やくぼみの原因となります。

ゴルゴ線になるかくぼみになるかは骨格や脂肪・じん帯の影響により個人差があります。

4-4.法令線の原因はたるんだ皮膚が下がること

頬は顔の中心で比較的広い面積を占めます。

頬の皮膚が伸びて下がるとその下に法令線を作ります。

また、頬はたるみによりくぼみやすい傾向になる方もいます。

その場合、法令線のすぐ上にくらみが生じます。

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4-5.頬の横が下がるとマリオネットラインできる

耳の前あたりの皮膚が下にさがると口角から下に伸びるマリオネットラインが生じます。

また、一枚の皮膚でつながっているため、額・こめかみからのたるみもマリオネットラインの形成に関与します。

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4-6.その他の部位について

・鼻やあごはたるみにくい

鼻やあごは皮膚がその下の筋肉や皮下組織としっかりくっついているためたるみが起きにくいです。

ただし、あご下はたるみが起こりやすい場所です。

・鼻の下の皮膚がたるむと唇が薄くなる

鼻の下は皮膚が伸びることで、鼻の下が間延びした感じになったり、唇が薄くなったりします。

また、鼻の下には縦に人中(にんちゅう)という凹凸がありますが、皮膚がたるむとそれが平坦化します。

5.顔のたるみを放置すると、どのように老化が進んでいくのか?

変化がわかりやすく頻度の高い、目の上、目の下、頬、口周りのたるみの進行を解説します。

5-1.目の上のたるみの進行

5-1-1.皮膚のたるみによる変化

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紫外線などの影響によりまぶたの皮膚は薄くなって、徐々に下垂してきます。

上まぶたの皮膚がつまめるようになったり、二重の線が不明瞭になってきます。

最終的には視界が下がった皮膚により妨げられることもあります。

5-1-2.まぶたを挙げるスジ(眼瞼挙筋腱膜)のたるみによる変化

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まぶたを挙げるスジが伸びるとスジの奥にある筋肉(眼瞼挙筋)が目を開けようとして一生懸命収縮するようになります。

そうすると、まぶたの奥にある眼窩脂肪がひきこまれ、目の上にくぼみができます。

また進行すると、上まぶたが下がることで視野が妨げられるようになったり、眠そうな顔貌になることもあります。

5-2.目の下のたるみの進行

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目の下のたるみは、目の下の脂肪(眼下脂肪)を包んでいる膜がゆるんでいくことが主な原因です。

目の下の脂肪は手前に飛び出すことでふくらみを生じます。

また、皮膚がたるむことでふくらみの下にくぼみができます。

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それは、目の周りの眼輪筋という筋肉の境目が徐々に透けて見えるようになるからです。

目の下の脂肪は徐々に飛び出してくるため、ふくらみはだんだん大きくなっていきます。

また、皮膚のたるみが大きくなってくるとくぼみも深くなってきます。

5-3.頬のたるみの進行

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頬は最初はふっくらとした丸みを帯びていますが、徐々に平らになって生き、それが下に下がっていきます。

最初は平らになりますが、徐々にくぼみや溝が生じます。

頬には、皮膚と深部をつなぐじん帯があり、そのひっかかりの弱い方はくぼみになり、強い方は溝になります。

また、落ちた頬の皮膚は法令線の上にたまることが多いです。 

5-4.口周りのたるみの進行

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骨格的に頬の横の皮膚が外側に落ちるタイプと手前に落ちるタイプに分けられます。

外側に落ちるタイプの方は口周りの外側にもたつきが生じ、外側の上の方は相対的にくぼんだ印象になります。

手前に落ちるタイプの方はマリオネットラインが生じます。

これは最初はうっすらとした影で始まり、徐々にくっきりとした線になります。

6.顔のたるみができないようにする予防方法

まずは費用的にも安く、手軽にできる「自分で出来る顔のたるみ予防」から試してみましょう。

できれば、より高い効果を得られるので、全てトライしてみることをお勧します。

6-1.自分でできる顔のたるみ予防

6-1-1.紫外線予防が一番大事

紫外線は顔の皮膚の老化の原因の80%を占めます。紫外線はコラーゲンを減少させ、弾力を低下させます。また、シミの原因にもなります。

日焼け止めクリームで紫外線を防止することで顔の皮膚の老化を防止できます。日中は屋内でも日焼け止めを塗ることをおすすめします。通常の生活であれば、SPF30、PA++程度のもので十分です。肌に合ったものを探してみましょう。

6-1-2.甘いものを避ける|血糖値を上げすぎない予防習慣

血糖値が上がると、体内でAGEsと呼ばれる物質が作られます。

これにより、皮膚を変化させ、弾力が低下し、シワ・たるみの原因となります。

ゆっくりよく噛んで食べることで血糖の上昇をゆるやかにすることができます。

また、血糖値が上がりにくい食事(白米より玄米などがおすすめ)やジュースや菓子類など砂糖を含む食品を避けることも有効です。

少量のお酒や運動は代謝を促進し、糖化ストレスを軽減することができます。

6-1-3.禁煙が大事。副流煙も避ける

喫煙やタバコの煙への暴露は、特に真皮の弾性線維というバネの役割を果たす成分に悪影響が大きいです。

これにより皮膚の弾力が低下し、下がった皮膚の戻りが悪くなります。

また、MMPsというコラーゲンを分解する酵素がタバコにより活性化され、コラーゲンも分解され、皮膚が薄くなります。

1日35本以上喫煙する場合、シワのでき方が4.7倍にもなるという報告があります。

6-1-4.運動を継続する

運動は糖化ストレスの予防に効果があります。

70%以上の血糖は骨格筋で消費されるため、運動不足で体の筋肉が減ると血糖値の上昇が起きた時にそれに耐えられる力を低下させます。つまり、血糖値が上がり過ぎて皮膚のたるみやシワが増加します。

運動は筋肉量の維持に効果があり、ウォーキング・ジョギングなど体幹を使う運動を継続することで顔のたるみを予防できます。

6-1-5.ストレスを避ける

精神的、感情的なプレッシャーは、脳内からさまざまなストレスホルモンを分泌させます。

これらは全身に悪影響を及ぼし、皮膚も例外ではありません。

例えば、細胞のプログラムであるDNAを傷つけたりすることがあります。

ストレスが長引くと皮膚のコラーゲン減少をきたし、シワ・たるみをひきおこします。

ストレスをうまく避けたり、発散することが重要です。

7-2.クリニックで行う顔のたるみ予防 

ここで紹介するものは、短期的には劇的な効果は見込めませんが、長期的にはたるみを予防することができます。

7-2-1.トレチノインを塗る

トレチノインは、皮膚の代謝を活性化させ、ハリのある肌に生まれ変わらせます。

劇的に変わるわけではないので、治療というほどの効果はありませんが、年単位で継続すると一定の効果はあります。

また、ハイドロキノンと併用するとシミ・くすみにも効果があります。

トレチノインとハイドロキノンが入っているものとしては、メラフェードがあります。

使い方としては、11回塗布を3か月継続して、1カ月休止を繰り返します。

料金は45万円程度で、毎日使用した場合23か月くらい持ちます。

市販品のものでもトレチノインのクリームはありますが、一般的にクリニックで処方されるものの方が濃度が高く、効果的です。

7-2-2.イオン導入

イオン導入は、電気的にイオン化させた物質を肌に浸透させる治療法で、ビタミンやアミノ酸など、肌の修復に必要な物質を取り込ませることができます。

ただ、効果とは劇的とは言えないので、月に1回程度を繰り返し行う必要があります。

治療費用は数千円~2万円程度と様々です。

一般的に導入する成分により価格が変わります。

8.顔のたるみの治療法 

予防法だけでは良くならない方はこちらがおすすめです。

8-1.手術による方法(フェイスリフトなど)

予防法だけでは良くならない方はクリニックで行うたるみ治療をおすすめします。

いくつかの方法がありますが、しっかりした効果があり、なおかつ持続性を考えるとグロースファクターによる治療がおすすめです。

軽度のたるみのみであれば、ヒアルロン酸やスレッドリフト、照射系治療も選択肢としてよいと思います。

それでも効果がない方はフェイスリフトを検討されるのもよいかもしれません。

8-1.手術による方法(フェイスリフトなど)

 

たるみがあると、皮膚をつまんだ時に、「これがなくなればな・・・」と感じますよね?

そこを切って縫い寄せる方法がフェイスリフトです。

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生え際など目立たない部位に傷はできますが、手術による方法なので目に見える効果を見込めます。

皮膚の下にはSMASと呼ばれる丈夫な膜があり、その膜をリフトアップさせる操作を追加することでさらに効果が期待できます。

費用は50~150万円くらいと高額ですが、効果は5~10年程度持続することが期待できます。

起こりうる合併症・・・血腫、顔面神経麻痺、皮膚の壊死、瘢痕、耳たぶの変形、生え際の毛が生えなくなる、腫れ、内出血

8-2.糸で引き上げる治療法(スレッドリフト)

皮膚の下にに糸を入れ、リフトアップさせる治療法です。

皮膚を切らない治療で、物理的に持ち上げるので速効性があります。

口周りのたるみには向いていますが、目の下や法令線にはあまり向いていません。

費用は30万円~80万円程度ですが、入れる本数によって変わります。

効果は数年で多少元に戻る傾向があります。

それは、重力の影響で皮下組織が糸で切れてくるからです。豆腐を糸で縛って吊り上げると豆腐が切れて落ちてくるのと同じです。

持ち上げ方には一端を骨や骨膜などの固いところに固定したり、引き上げる力を高めるためにトゲや突起が付いているものもあります。

また糸には溶ける糸と溶けない糸があり、溶けない糸のほうが持続力があります。

起こりうる合併症・・・腫れ・内出血・感覚が一時的に鈍くなる、異物反応や感染のリスク

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直線的に引き上げる方法

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メッシュ状に入れた糸で面状に引き上げる方法

8-3.ヒアルロン酸などによるフィラー(充填物)

ヒアルロン酸注入は最もよく行われる、気軽にできる治療法です。

ヒアルロン酸はジェル状で、シワに沿って注入することでシワを持ち上げる効果があります。

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ヒアルロン酸は通常、上の図のように法令線などに直接注入して線を目立たなくする方法が一般的です。

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それ以外にも上の図のように頬に注入して頬を持ち上げてリフトアップするという方法があります。

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頬骨のあたりの皮膚の標高が高くなることで裾野も持ち上がるという原理です。

ただし、不自然な仕上がりにしないために入れる量には限界があります。

また、ヒアルロン酸は半年~1年くらいで吸収してなくなってしまいます。

またレディエッセ(ハイドロキシアパタイト)はヒアルロン酸よりも長期持続します。(2年程度)

起こりうる合併症・・・腫れ・内出血・いつまでも溶けずに残る

8-4-2.皮膚表面の治療はフラクショナルレーザーがおすすめ

炭酸ガスレーザーは蒸散作用と熱作用を利用して組織を変性させる効果があります。

それによりコラーゲンの再構築を起こします。

フラクショナルレーザーは、小さい穴を無数に開ける照射方法のことで、それを繰り返し行うことで、面で行ったかのような効果が得られます。

高出力・高密度では自由に設定できるため、点状のかさぶたや赤みが問題となります。

また発赤と炎症性色素沈着のリスクがあります。

かさぶたは数日、赤みは1週間程度あります。

数ヶ月間隔の治療を数回行います。

料金は数万円~10万円程度です。

8-4-3.深部の治療におすすめの機械3つ

タイタン・STリファーム・テノールはそれぞれ近赤外線・双極型高周波・Radiative型高周波と原理は異なりますが、ともに痛みがなくダウンタイムなく治療が可能です。直後から熱によるハリ感があり、1ヵ月から数ヶ月ごとに繰り返すことで、コラーゲン生成の蓄積が期待できます。

これらの治療器は、サーマクールやウルセラといった強力な治療機と異なり、痛みや深部の組織ダメージも少なく、神経損傷や脂肪が萎縮するといったデメリットのリスクもほとんどないため、おすすめです。

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STリファーム本体

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STリファーム治療例

料金の目安は、STリファームとタイタンは1回4~7万円前後、テノールは3万円前後です。

ちなみにサーマクールは1回20~30万円で半年~1年ごとに施術を繰り返します。

STリファーム、タイタン、テノールの治療頻度の目安はともに1ヶ月~数ヶ月ごとです。

8-5.グロースファクターによる治療方法

高周波による治療はコラーゲンを増やす治療法ですが、その増やす量は量的には必ずしも多いとは言えず、その効果は劇的なものではありません。

グロースファクターは皮膚のコラーゲンを増やす働きがあるため、効果的にたるみを改善させることができます。

1回の治療で目に見える効果が出ることも多く、その効果は数年単位で長期維持されますので、繰り返し治療したくない方にはおすすめの治療法です。

注射ですので、腫れ・内出血などのリスクがあります。

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グロースファクターによる治療6カ月後(目の下は経結膜脱脂も施行)

 

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グロースファクターによる治療6カ月後(目の下は経結膜脱脂も施行)

グロースファクターの料金は、治療範囲にもよりますが、10万円~50万円前後です。

ただし1回治療すれば、数年以上の長期にわたり維持されることが多いです。

9.知っておくべき顔のたるみ治療の注意点

9-1.サーマクールのやりすぎは、逆に老け顔になる

虫歯の治療をした後にしみが続くことがあります。神経が過敏になっているためです。ほとんどの場合2,3日で落ち着いてきます。場合によっては長く続くこともありますが、強い痛みでなければ神経の処置はしないようにします。私も治療をしてもらって2年しみが続きましたが、現在は問題なく経過しています。

9-2.シミがあると凹凸感の印象が強まり、たるみが増強して見える

神経をギリギリで残す治療をすると、その後に痛みが出る場合があります。これは神経の一部に細菌が入ってしまっているからです。一時的な痛みであれ鎮痛剤をのんで様子をみます。痛みが続くようであれば、残念ながら神経を取ります。

9-3.目元の筋肉を鍛えると逆にシワが目立つようになる

特に目元に関しては目の下のたるみは、目の下の脂肪を包んでいる膜が緩むことで目の下の脂肪が飛び出しておこります。

目の下の脂肪の膜の表面には筋肉(眼輪筋)があります。

たしかに、目の下の筋肉を鍛えると目の下の脂肪は少し奥に引っ込むことでたるみは良くなったように見えます。

これは目を細めると同様のことがおこるので分りやすいと思います。

ただし、目元の筋肉を鍛えるとシワが今度は増えます。

それは、ボトックスで筋肉を緩めたほうがシワが減るからです。

これに関しては、ただ単に筋肉を鍛えるだけではなく、ストレッチを含んだトレーニングをすれば有効かもしれないとい意見もありますが、まだ証明はされていません。

 10.今週までになんとかしたい!顔のたるみの応急処置

クリニックでの治療はお金がかかります。また痛みを伴ったりする上、失敗したらどうしようと不安に思われる方もいらっしゃるかもしれません。

例えば、今週末までに何とかしたい方などのために一時的にたるみ顔を改善できる方法をご紹介いたします。

10-1.リフトアップ効果のあるバンドを付ける

 両側頭部にクリップを付けて、後ろに引き上げるようなバンドが通販などで市販されています。

バンドを後頭部の髪の毛に隠して使用します。装着時のみですがリフトアップ効果があります。

10-2.髪の毛を後ろで束ねる

髪の毛を後ろで束ねることで、上記のリフトアップのバンドに近い効果があります。

10-3.マッサージで顔のむくみを取る

塩分の多い食事をとたっりすると顔がむくみやすくなります。顔に水分がたまっていると、水分の重みで皮膚が下にさがります。

顔のむくみを取る方法として、マッサージは一時的な効果が期待できます。

リンパの流れに沿って、顔の内側から外側へ、上から下へとやさしく押し出しながら水分を逃がしていきます。

むくみがある場合は510分程度行ってみて下さい。

 まとめ

現在、顔のたるみはかなりの確率で予防できます。また、何歳になっても顔のたるみは治療できます。もちろん医学は魔法ではないので、何十歳も一気に若返ることは難しいですが、予防と治療をうまく組み合わせれば、かなり若返った状態を長く維持することも可能です。顔のたるみは紫外線などが大きく関与していますので、紫外線予防など簡単にできる予防方法から実践してみて下さい。

 

 

 

 

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