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本当は秘密にしたかった!形成外科専門医が日々実践している7歳若返る方法

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若返り 方法

今回は、体の中も外も7歳若返る方法についてご紹介いたします!

この方法は、形成外科専門医である私が医学的根拠に基づき、日頃から実践している方法です。実は、今回の方法を4ヶ月実践した結果、体年齢も7歳若返りました。

グラフ2

※上記の表は、OMRONの体組成計で測定したものです。

ちなみに、これを日々実践することにより、肌年齢が実年齢よりも10歳若返りました。

グラフ1

※このグラフは、cutometerという皮膚の粘弾性を測定する器械で計測したデータです。若い年齢層で数値が高くなっています。 わたしの測定結果は赤点で示していますが、これは10歳若い年齢層と同じ数値です。

これを成し遂げた私が、秘密にしたかった習慣はこちらです。

・食事の改善
・1日最低4分の運動(4分でもOK)
・サプリメントの服用
・日焼け止めと塗り薬
・楽器・料理などの趣味
・熟睡と瞑想

と誰でもすぐに始められる簡単な方法です。あなたもこの方法を実践すれば、見た目や体の内側が7歳若返ることができるかもしれません。

目次

1.食事は、玄米・煮物・緑茶のセットが効果的

人間の体は食べたもので作られています。何を食べるかが健康を左右するといっても過言ではありません。

積極的にとった方がいいもの、とらない方がいいものの違いを知りましょう。

ここでオススメしたいのが、和食の中でも玄米と煮物を中心とした食事、そして飲み物は緑茶を飲むことです。3つの中でも特に意識して積極的に食べて欲しいのが、肉や野菜などのバランスが非常によくとれている煮物です。

それではなぜ上記を積極的に摂るべきなのかについてご説明します。

玄米・煮物・緑茶が良い理由

玄米

玄米
玄米は、血糖の上昇がゆるやかで、食物繊維やビタミンが豊富なのでパンや白米を食べるよりもおすすめです。

パンや白米は、炭水化物の中でも血糖値が上がりやすい部類に入ります。

血糖が上がりすぎると、皮膚のコラーゲンを傷めてしまいます。結果、シワ・たるみの原因となります。

煮物

煮物は野菜を多くとることができ、しかも野菜の中に含まれる酵素を壊さずにいただくことができます。また、肉や魚などのたんぱく質も同時にとることができます。

煮物がいいのは、油をとりすぎるリスクを減らすことができる点です。味付けなどを工夫すれば、好きな食材でおいしく若返ることができます。

緑茶

緑茶

緑茶には、肥満を改善し、糖尿病・高脂血症を改善する作用があります。また、動脈硬化を抑制する効果もあり、若返りには最適です。

さらに、緑茶に含まれるカテキンは糖化ストレスを抑制し、シワ・たるみ予防にも有効と考えられています。

食べる順番の工夫も大事で、野菜、肉・魚、炭水化物の順番に食べると血糖が上がりにくいです。

また、食事に含まれることの多い油について注意点があります。油の中でも空気に触れて長い時間が経ち酸化した油、古い油は体をさびさせます。その他マーガリン、ショートニングは体の中で活性酸素を発生させるので避けたほうがよいです。

私は、揚げ物は会食など以外では全く食べず、炒め物も週にに数回程度しか食べません。


血糖を上げる食品として、菓子類など砂糖がたくさん入っている食品は大敵です。

一番良くないのは、間食をし続けることです。
また、糖質制限で気を付けることは、逆に油を取りすぎないことです。

油のとりすぎは血管のプラークの原因となり、脳梗塞・心筋梗塞の原因となりますし、油にも当然カロリーがあります。サルを対象とした実験で、カロリー摂取量を制限すると、見た目が若返るという実験結果があります。 糖質だけではなく、一日のカロリー量も意識しましょう。

2. サプリメントはアミノ酸とビフィズス菌・乳酸菌を積極的にとる

アミノ酸写真
2-1.アミノ酸とビフィズス菌・乳酸菌がオススメな理由

アミノ酸はBCAAが入ったサプリメントが良い

BCAAが入ったアミノ酸はおすすめです。 食事だけではたんぱく質が不足しがちです。

たんぱく質は、皮膚・髪など人体のあらゆる構造の基本となる成分です。 アミノ酸はたんぱく質を分解したもので、その中でもBCAAと呼ばれる必須アミノ酸は体内で合成できません。

たんぱく質をしっかりとった方が、運動機能の老化が予防できます。


ビフィズス菌・乳酸菌で腸内細菌を整える

LKM512というビフィズス菌の一種は、胃酸に強く、腸にとどまりやすいという性質があり、「ヒト」に投与した場合、腸管内のポリアミンという物質の濃度が上昇するという研究があります。

このポリアミンという物質は、抗酸化作用、ガン予防、腸管バリアの強化などの効果があります。 このLKM512を高齢の「マウス」に投与したところ、寿命が約1/4伸び、腫瘍の抑制効果や外見の若々しさを維持する効果があったという研究結果があります。

また、ビフィズス菌・乳酸菌で腸内細菌を整えるヨーグルトの中には糖質がたくさん入っているものもあり、低糖質のものか、ビフィズス菌・乳酸菌のサプリメントをとるようにするとよいです。

2-2.アミノ酸と乳酸菌の摂取方法と購入方法

【摂取方法】

アミノ酸は、運動後や寝る前に1日2回程度とると効果的です。
ビフィズス菌・乳酸菌は1日1回でよいです。

【購入方法】

アミノ酸 BCAAのサプリメントは広く市販されています。
乳酸菌LKM512は粉末やヨーグルトで市販されています。

3.顔の若返りの方法には紫外線予防とトレチノイン

紫外線写真
3.1紫外線が皮膚の老化の原因の80%

皮膚の老化の80%は紫外線でおきます。 紫外線は皮膚の成分であるコラーゲンを破壊します。
皮膚のコラーゲンが減ると、皮膚は薄くなり、重力で下がることでシワ・たるみができてしまいます。これを改善してくれるのがトレチノインです。
トレチノインはビタミンの一種で、肌の代謝を高める作用があります。具体的には、古い皮膚を外に出して、新しい肌に入れ替える作用があります。
年齢とともに代謝が落ちてくると、古い皮膚がだんだん捨てられなくなり、新しい皮膚が作られなくなってきます。それにより皮膚のたるみがおこります。 トレチノインは塗るだけで肌が若返り、シワ・たるみの改善・予防効果がありオススメです。

3.2簡単にできる美肌対策の具体的な方法

3.2.1紫外線予防

日焼け止めを朝起きたらまず塗ることがポイントです。治療よりも予防の方が費用対効果ははるかに高いです。
日中は屋内でも日焼け止めを塗ることをおすすめします。日焼け止めは薬局などの市販のものでも構いません。
SPFとPAという二つの指標があります。SPF30~50、PA++~+++のものがよいでしょう。
肌に合わないものでなければ、とにかく塗ることが大事なので、毎日朝から日焼け止めを塗ることをおすすめします。

3.2.2トレチノイン

トレチノインを入手するためには、市販薬よりもクリニックの治療が費用対効果で圧倒的に勝るため、思い切って美容皮膚科の門をたたいて見ましょう。高い化粧品や美容液よりもクリニックの治療の方がはるかに費用対効果は高いと言えます。

その理由は、化粧品は基本的に効能をうたえないことになっているからです。それは薬事法という法律があるためで、そのため有効成分などにも制限があります。

おすすめはエンビロンの商品やメラフェードです。トレチノインの中には、赤みが出たり、皮膚がポロポロ出たりするものもありますが、これらは比較的マイルドな商品なのでおすすめです。

3.3顔の筋トレがシワを増やすこともあるので注意

ある論文に、「顔の筋肉を鍛えることはシワ・たるみに悪影響である」とありました。

一般的には、表情筋の衰えとともに皮膚がたるむので、顔の筋トレは有効とされています。

しかし、その論文によると、CTやMRIで調べた結果、加齢により筋肉は緩んでおらず、むしろ硬くなったり短縮したりしてるそうです。さらに、筋肉のはたらきが強すぎるとシワを作ることがあります。

例として、ボトックスにより筋肉を緩めたほうがシワが減ったり、眼瞼痙攣がある方は筋肉を常に収縮させており、それでシワが悪化していたりします。実は意外なことに、顔の筋肉を鍛えることがシワ・たるみに有効と医学的にきちんと証明された研究はありません。結局、顔の筋肉を鍛えるのは逆効果のことが多いと言えます。

その他、強すぎるマッサージも皮膚を伸ばすことでたるみの原因になることがあり、要注意です。

4.血管の若返りには、油ものを避けることと少量のお酒が効果的

4.1血管の若返りに油が良くない理由は、血管の老化を促進するから

人は血管とともに老化します。

血管の老化は、内側に食事からの油が沈着した、いわば油汚れが原因となります。血管が狭くなったり詰まったりすると重大な病気になるばかりか、薄毛など様々な体の見た目の不調をも引きおこします。

お酒は、大量に飲めば当然有害ですが、実は少量であれば逆に有益で、血管の若返り効果があります。昔から言われてきた、「酒は百薬の長」というのが近年医学的にも正しいことを示す論文が、近年数多く発表されています。

4.2油ものを避け、少量のお酒の摂る具体的な方法

4.2.1揚げ物、炒め物を避ける

特に油を多く含むから揚げや天ぷらは要注意です。 もしあえて油を選ぶなら、オリーブオイルやオリーブオイルが酸化しにくいので、おすすめです。
特にココナッツオイルなどの中鎖脂肪酸と呼ばれる油は、効率的にエネルギーとして利用できる、燃えやすい油なのででよいとされます。

4.2.2毎日少しだけお酒を飲むと血管がきれいなる

1日5g以下の少量のお酒は血管をきれいにしてくれます。
また、飲むなら血糖抑制効果がある焼酎や抗酸化作用がある赤ワインがおすすめです。

4.3油ものを避け、少量のお酒の摂るための注意点

特に避けるべき油は、古くなった油やマーガリンなどのトランス脂肪酸と呼ばれる油です。前述のように揚げ物・炒め物は避けるとよいでしょう。
体にいい油も、油であることには変わりないので、取りすぎは血管の老化につながり逆効果です。

お酒の飲みすぎは健康や若返りには逆効果ですので注意が必要です。

5.毎日4分だけの運動を心掛ければOK

1日のうちに4分だけ運度をするように心がけましょう。

ファースト4ミニッツといって、最初に4分取り組むとやる気が高まることが分かっています。そのため、とりあえず4分間取り組むことに集中してみてください。

意外と気づいたら10分、20分はあっという間に過ぎていくことでしょう。気が乗ったら長め運動すればよいです。逆に気が乗らない時は、4分、あるいはそれ以下でも構いません。

特に体調が悪い時に無理する必要は全くなく、逆に調子が悪い時は積極的に休みましょう。たとえ軽めの運動でも毎日続けるように意識すると、習慣となり、やがて苦でもなくなります。

1日数分でも構わないので、長期的に継続することが大事です。

5.2若返りのための運動の具体的な方法

ジョギング

5.2.1軽めの負荷がかかる運動がよい

まずは、ジョギングなどの有酸素運動がおすすめです。有酸素運動には、動脈硬化の予防や脳のアンチエイジング効果があります。

5.2.2姿勢を良くして体幹を鍛えるだけでも効果がある

体幹には体の中でも大きい筋肉が集まっています。そこを鍛えるのが効果的です。

まずは姿勢を良くするように心がけるだけでも違います。

まずは、座っている時に骨盤がゆがんできやすいので、椅子の背もたれにもたれかけずに、背筋・骨盤をまっすぐにして、両膝・両くるぶしをできるだけそろえるようにします。

骨盤がゆがむことで骨盤の仙腸関節が固くなり、結果として膝や足などに負担がかかることもあります。

その他、電車では座らない、できるだけ歩く(1日30分以上)など、体幹を鍛える習慣を心掛けるとよいでしょう。

5.3運動をする上での注意点

フルマラソンやトライアスロンなどの極端に激しい運動は、体に大きな負担となり、逆効果です。

大量の活性酸素が発生し、また膝の軟骨をすり減らしたりして、若々しさを損なう原因となります。

6.脳の若返りの方法には、楽器・料理などの趣味が効果的

6.1脳の若返りに楽器や料理などの趣味が有効な理由

楽器や料理などは手を使います。

手を使うこと自体がまず脳への大きな刺激になります。そしてこれらは、手順・感覚など多くの情報処理を同時並行で行います。

さらに、時間の流れの中で行うということが脳にとってよい刺激になります。

6.2脳の若返りのための具体的な方法

楽器も料理もこれで完成というゴールはありません。やればやるほど奥が深いものです。

トライアンドエラーを繰り返して、少しずつうまくなる過程を楽しむことが大事です。

あまり一生懸命やりすぎて逆にストレスにならないように、楽しめる範囲で行うとよいでしょう。

7.実は一番大事なのは気持ちの若返り習慣

7.1気持ちの若返りが重要な理由

実は意外と大事なのが心のケアです。

そのためには睡眠をしっかりとって、自律神経を整えることが重要です。気持ちが沈んでいると表情が暗く見えますし、自律神経の不調を招き、老化の原因となります。

特に、目元の皮膚が乾燥すると小ジワが増え、目の下のクマの原因となります。

7.2睡眠と瞑想の具体的な実践方法

・睡眠方法

夜は睡眠の1時間くらい前に照明を暗めにすると、メラトニンというホルモンがしっかりと分泌されて、熟睡しやすくなります。

就寝前の蛍光灯の光、スマホやテレビは目に強い刺激を与えるので控えましょう。

朝は、あらかじめ遮光カーテンを少し開けておくことで、日光が差し込み、体内時計がリセットされやすくなります。また、就寝時は電気を完全に消した方がよいです。以前はかなり明るい光でないと睡眠のさまたげにならないと言われていましたが、最近の研究では、暗めの光でも長時間にわたると影響があると言われています。

豆電球くらいの明るさのものでも就寝時には消した方がよいです。

・瞑想方法

吐く息と吸う息を2:1の割合にしてゆっくりと呼吸します。その呼吸数を心の中で数えて、他のことは意識から外しましょう。瞑想は自律神経を整えます。

自律神経のバランスが整うことで体全体も調子が良くなります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。実は、見た目の老化は内部の老化とリンクしています。

体の中と外、そしてマインドも若返らせることで、いきいきとした毎日を過ごしてみませんか?

参考文献
アンチエイジング医学の基礎と臨床. 第3版, メジカルビュー社
アンチエイジング医学. 9(5), 2013:703-709
アンチエイジング医学.11(4), 2015, 77-83
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